FC2ブログ
気まぐれで怠惰、密やかなささやきのカケラ。病と闘わないで共存できる道を探して、日々迷走中。
スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

別窓 | スポンサー広告 | ∧top | under∨
みつめる 【日常なのか詩なのか微妙】
2015-07-05 Sun 02:14

流石に屍骸は撮りたくなかったので…



俯いて道の端っこを歩くのが癖になっていて
そのくせ何も見えてなくて

看板に蹴躓いたり 電柱に腕をぶつけたり
危うく自転車と衝突しそうになるなんてしょっちゅうで
そのくせ見たくないものばかり目に入る

病院からの帰り道 相も変らず下を向いて歩いていた

ツバメのヒナが落ちていた
羽も生えそろってない丸裸の屍骸に蟻が列を作っていた

見上げるとシャッターの閉まった軒下に
少し崩れた巣があった

他にヒナがいないだろうかと目を凝らしてみたけれど
鳴き声も姿も確認出来なかった

少し離れた場所で様子をうかがっても
親鳥が戻ってくることもなかった

(嫌なものをみた)

大通り 野良猫の親子達が歩道の端にいた
車道に飛び出した子猫があっという間に
潰されて平たく地面に貼りついた

終電で帰宅して真っ暗な部屋に明かりをつけると
水槽から跳ねたらしい熱帯魚が床で口を開けていた
役に立たない されど無駄にヒラヒラと綺麗なヒレは
乾いて無残に縮れていた

入退院を繰り返してた同僚が亡くなって告別式に参列した
棺の中の顔が死に化粧をしてもなお歪んで見えた

養父の父つまり全くの他人の通夜で死に水を取らされた
しきみ越しにも感じた硬い唇が不気味だった

記憶の海に次々と浮上する死の連鎖

(嫌なことを思い出した)

もしあのヒナがまだ生きていたら
俺はどうしただろうか

答えは分かってる

見てるだけ見てるだけ
いつも いつも

みているだけ



  

関連記事

別窓 | 闇詩 | コメント:0 | トラックバック:0 | ∧top | under∨
<<ずっと傍にいて 【日常】 | 星のない白い夜~大人のADHD・双極性障害と生きる~ | 沈みゆく、けれど。>>
この記事のコメント
∧top | under∨
コメントの投稿

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
トラックバックURL

∧top | under∨
| HOME |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。